女性の心を語る~プロローグ~

お子様のアトピーをきっかけにハワイに移住

その後、テキサスのトリニティ大学でPh.D.臨床心理博士号を取得された
松山夕稀己先生に「女性の心」について語っていただきます。

女性の心をテーマに、何を書こうかと考えていましたら、アメリカに住む友人の孫から初恋をしたという連絡が来て長い相談を受けました。

彼女は9歳で、典型的なアメリカ人ですが、何も手がつかないほど頭の中に彼がいると言って、ママに言えずにグランマにも言えずに私にライン電話をしてきました。

それを聞いたときに、細胞の老化とともに、情熱的な気持ちに鈍感に来るのかもしれないと、興奮した恋物語を聞きながら、細胞の老化について考えていました。

人間は、他の動物にはない特別の感情をコントロールできる脳を持っています。

その為に、感情的になりすぎずにコントロールすることができると言われていますが、確かに、若いころはもっと違ったアクションをしていた気がしました。

つまり、何事にも年齢が重なるとその分、ゆっくり物事を時間をかけて分析するという気持ちが出てくるのかもしれません。

また、私たちの体の中の成長の種が、この時期はまだまだ活性化しているので、成長期が終わった翌日から老化が始まると言われているように、体の中で感情のコントロールや、細胞再生をしてくれている栄養素やホルモンには、改めての感謝です。

私が、ハワイで、初めて分子栄養学というものを、学び始めた時には、栄養が人の感情まで変えてしまうものとは思いもよりませんでした。

また、その栄養によって作られ活用されているのはホルモンなので、私たちのカラダは精密機械以上ですよね。

人に恋い焦がれてパッションな気持ちを相手に伝える勇気があるというのは、栄養バランスがよい証拠かもしれません。

生理痛がひどくて外に出たくなくなる日はきっと、鉄不足やビタミンB不足が原因でうつのオーラが出てくるように、栄養やホルモンのバランスのとり方を少しかじっているだけでも、自分で心の健康が安定できるのは大切なことなのではと、改めて感じました。

自分のカラダに耳を傾けて、向き合う時間と、その自分のカラダにアドバイスできる学びがあれば、老化を遅らせることが可能になるのではないでしょうか?

興味があれば、是非少しずつでも、このコラムを通じて 学んでいただけると嬉しいです。

そしていつも心が健康で、幸せホルモンがあふれる人生を過ごしていきましょう。

友人の孫のパッションに、自分も幸福ホルモンに満たされたようで
会話後にとても満足感が体中に広がったのは、細胞が刺激を受けて、少し活性化した気がしています。

久しぶりに、恋愛をしたくなってしまいました。

月経血幹細胞臨床研究会理事
松山夕稀己